今年は

本当に言い訳ができない体制になった。2004年後半からニシオガレージさんでメンテナンス してもらっていたが、今年も引き続きメンテナンスで全面的に協力してもらえることになった 。新たにサポートしていただけるスポンサーも増えて、高性能なパーツを供給してもらえるようになり、消耗品はほとんど購入しなくてよくなりそうだ (すべてのスポンサーさんが決まるのは、まだちょっと先だけど)。

ジムカーナ始めた頃には、こんなこと考えられなかった。
西尾雄次郎さんのような“凄い”ドライバーに直接、車や運転を付きっ切りで見てもらったり、スポンサーが付いてくれたりするようになるなんて、想像もできなかった。

世の中には2種類の人がいると思う。自分の才能を信じている人と、信じていない人。僕は典型的な後者のタイプ (というか、本当に才能がないので信じようがない) なので、とりあえず、身近な目標を立てて (といっても、その時点ではそれで一杯一杯なのだけど)、それを少しずつクリアしてきた。始めたときは、「いつかフレッシュマンで入賞できたらなぁ」位だったもんなぁ。自分に才能がないことは良く分かっているので、その分、ちょっとしたことでも目標をクリアできたら、「こんなに才能がない割に、結構良くやってるよなぁ、俺」って、自分を褒めてやれる。才能のある人に比べたら、進歩はとても遅いけど、その分、一度掴んだものは離さないようにしよう。

昨年、一番大きかった変化は、西尾さんに車両や運転を見てもらえるようになったこと。それまでは、自分の車や運転が良くなったのか悪くなったのか、というのは、競技の順位だけでしか測れなかった。
もちろん、競技なのだから順位は重要だけど、それだけでしか進歩が測れないと、順位だけで一喜一憂しすぎてペースが乱されてしまう。それが、西尾さんに見てもらうようになってからは、順位という定量的評価とは別に西尾さんからの定性的評価ができたのが大きい。「タイムは出なかったが、ここが良かった。ただ、ここが悪かったので、こう直しましょう」という定性的評価は、現状の把握と目標の設定に対して本当に有効だった。

今年は、西尾さんとのディスカッションで出てきた色んな課題を 1 つずつクリアしていく年だ。形になってきた“仮想目線”をはじめ、大きな課題がいくつかある。
道ははっきり見えている。後はフラットアウトで走るだけだ。

(次回に続く・・・)

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