■ 全日本鈴鹿、1/1000 秒で表彰圏内逃すも 7 位 (出走30台)、4 ポイントゲット!

長かったがようやくこの日がやってきた。全日本のポイントゲット。7位 なので4ポイント。

いつもながら激戦のN2クラス。 今回も、昨年ポイントホルダーの選手が不受理、という状況は変わらず、まったくなんて人気の高いクラスなんだ・・・。タイム差も超激戦。トップとは 0.27 秒差、3 位までなら  0.05 秒、表彰圏内の 6 位まではなんと、0.001 秒(1/1000 秒!) 差という超僅差だった。今年も、これまで、 公式プラクティスでは良いタイムを出すものの、本番はペナルティや、自身のミスで沈んでしまい、“公開練習男”というあだ名をつけられてしまったが、ついにそのありがたくないニックネームを返上できた (かな?)。

■ 9月3日 土曜日: 公式プラクティス : 4位

全日本鈴鹿ラウンドは、昨年、金曜日のフリー走行でトップタイム、公式プラクティスまでは4位と好調をキープしていたにもかかわらず、決勝では萎縮した走りで20位と低迷。 今年は、そのようなことのないよう、決勝に向けて集中力を高める ことができるかがテーマ。
昨年同様、ニシオガレージ様のサポートで、西尾雄次郎氏にサービスクルー&監督として現地に詰めていただき、 公式プラクティスから本番までサポートしていただいた。

公式プラクティスではいつもどおり、いろいろ試しながら走ったが、4 位のタイム。宿舎でそのビデオを数時間かけてチェックし、走りの欠点を発見したが、西尾氏から「何時間もビデオを観察してやっとわかったことを、本番でいきなり実行しようとするな。それよりも、自分を信じて自分の今の実力どおり走れば、必ず入賞できる。とにかく、何も考えずに走れ!」 (出典:ニシオガレージ様ホームページ) との助言をいただき、決勝に望んだ。

■ 9月4日 日曜日: 決勝 : 7位

決勝1本目は 10位でポイント圏内としたが、まだまだミスが多く、ビデオを解析した結果、タイムを上げる余地は、他の選手よりあることがわかり、走りはそのままにミスだけを修正することに集中する。 2本目、1本目のミスを大部分修正でき、暫定3位でゴール。その後、後ろのゼッケンの車両4台に抜かれ7位で終了。 表彰圏内の6位とわずか1000分の1秒差、0.27秒で1位にも届くという大接戦だった。

わずかの差で表彰圏内に残れなかったのは本当に残念だけど、 本当にたくさんの人が応援に来てくれたのがうれしかった。 前日の公開プラクティスのお手伝いだけに大阪から来てくれた 180 さんをはじめ、 決勝当日は、Team Wizard のチーム員や VTEC-FREAK.NET の BBS の仲間を中心にとても多くの人が応援に駆けつけてくれた。
 
優勝をひとりで喜ぶより、7位を多くの人で分かち合った方がずっと嬉しい (かも(笑)) と思った1日だった。
みんな本当にありがとう。

(写真は、パドック撤収後、残った人と記念撮影。写っていない人一杯います。ごめんなさい!西尾総監督の笑顔が良い感じです。)

 

■ (参考データ) 使用パーツ データ

(1) タイヤ

フロントはフレッシュタイヤを装着。リアは公式プラクティスでスクラビングしたものを使用。 今回は、事前に行われたブリヂストンのタイヤテストで、直射日光の当たらない状況での30℃前後の路面温度では、WT2 が路面に適していることが分かったため、フロントには WT2 を 200kPa で装着。 リアは、ターンがあるため、“inside-out”で組んだ TR を 280kPa で装着。これも、直前タイヤテストでのデータから“inside-out”に組むことで、280kPa でも高速コーナーでリアがピーキーにならないことを確認できたため、この設定を選択。 磨耗肌が非常に綺麗で、2本目のタイムダウンの幅は少ないと思われる。
事実、N2 の BS 勢は、2 本目にタイムアップした選手が多かった

(2) ブレーキ

ブレーキパッドをフロント M2、リアMにしてから、98 Spec の Pバルブでもブレーキバランスが非常に良く、通常、リアロックに悩まされるショートカット部分でも思い切ったブレーキングが可 能になった。フロントが強すぎることもないというウェルバランスで、かつ、サイドターンも確実に決まる。 事実、サイドターンが必要となった公式プラクティスのパイロンセクションはほぼ最速のタイムで通過しており、少なくとも、鈴鹿南コース/DC2 という組み合わせでは、このブレーキパッドのコンビネーションが最適といえると思われる。

(3) オイル

今回使用した Power Cluster 0W30RS は、九州ラウンド → オイルには過酷な繰り返し練習 → 直前テスト → 鈴鹿ラウンド、とずっと無交換。にもかかわらず、まったくタレを感じさせなかった。念のため、新油も持ち込み、決勝走行時に交換することも考えたが、、エンジンの調子が大変良好だったため、そのまま使用した。 この種の柔らかいオイルは持ちが悪い場合がほとんどだが、あれだけ練習をしてもまったくタレない。大変経済的だと思う。
実は、次戦美祢もそのまま行こうか、などとたくらんでいる(笑)

(4) ホイール

フロント: VOLK RACING CE28N 8JJ-16 +42
リア: VOLK RACING CE28N 6J-15 +45

(鈴鹿が終わったと思ったら、もう美祢だ・・・)

このコーナーに関する質問、意見、反論(笑)などは、VTEC-FREAK-BBS まで。