■ 復帰戦、優勝への道 #3
当日の話に行く前に、復帰までのことを。
すでに書いたけど、昨年後半からのブレーキのトラブル、ブレーキング時のサスペンションの妙なあいまいな動きと安定しない挙動に泣かされてきたので、とにかくその
2 箇所をなんとかしたかった。
まず、ブレーキングのトラブルは前にも書いたとおり、クーロスの木本さんが原因
(マスターシリンダーのトラブル) を見つけてくれて修正できた。
ブレーキ系統がせっかくよくなったので、自分のブレーキングを見つめなおすこととともに、新しいブレーキングスタイルに合わせたブレーキパッドの必要性を感じてた。
僕は、街乗り用のホンダ フィットに、アクシスの Forst
を入れているんだけど、これがとてもタッチがとても僕向き。このパッドは、ダストの低減とローターへの攻撃性の抑制を実現しつつ価格を低く抑えたパッドで、街乗り用としてはバツグンにイイ。ただ、やはりそこは街乗りパッド。耐フェードが低いのが難点。
そこで、ティーリンクの大原さんに 「Forst
のタッチで、耐フェード性が高いのはできないか」とお願いした。現行のアクシス
パッドとの比較など大原さんと話し合い、結局新しいパッドを作ってもらうことになった。
はっきり言って、このパッドは大自信作です。最終の制動力はタイプ R
位で、そこに至るまでのコントロール性はタイプ SG
という感じ。カッチリとしたソリッドなタッチなのに、コントローラブル。
アクシスの “誰でもサイドターン失敗なし” のリアパッド タイプ M
との組み合わせではどうしてもブレーキがリア寄りになる
DC2。そこで僕はずっとフロントにフルメタルの M2 と SG
を組み合わせて入れていたのだけど、このパッドのお陰でそれをせずにバランスを取れるようになった。これは大きい。
(次回はサスペンションの妙なあいまいな動きの解決に続く!) |
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