■突っ込みすぎ?
初心者の方の助手席に乗らせてもらう機会が結構あるのですが、そのときに初心者のドライバーの方がよく言われるのが、「上手い人からは、いつも『突っ込みすぎ』って言われるんですよ」ということです。
本人としては、上手い人がそういうのだから、と抑えて走ってみたりするのですが、それだとタイムが全然出ず、ただ単に遅い走りになってしまう、と悩んでおられることが結構あります。
運転の技量、という面からも、このことは大変難しい側面があるのですが、運転の技量で悩む前に、1
点確認していただきたいことがあります。ひょっとして
車高は下げているけど、バンプラバーは純正のまま
ってことありませんか?
車高が下がっているにもかかわらず、バンプラバーは純正のままなので、1G
(静止状態)
でバンプラバーがもうちょっとで当たりそうなくらいになっている上、フロントスプリングは柔らかいもの
(EK9 なら 16kg/mm 程度)
を入れておられると、ブレーキングしたとたんバンプラバーに当たり、フロントがグリップを失って、ハンドルを切っても曲がらないという「バンプアンダー」になっていることが
よくあります。
そういう方は、一度、ダンパー (ショックアブソーバー) のロッドにタイラップ
(インシュロック) を巻いてやって、走ってみてください。
1回走ってみて、バンプラバーにタイラップが食い込んでいるようでしたら、バンプラバーを短く切るか、質の良いバンプラバー
(レース車両が使用しているような SILASTO (ちょっと古い?(笑))
のようなもの)
に変更する必要があります。(このテストのときには、あまり「どかーん」と縁石に乗り上げないように走ります。でないと、それだけでバンプしてしまうときがありますから。)
車高を落としているにもかかわらず、バンプラバーをそのまま使用している方、一度バンプラバーを少し短く切り落として走ってみてください。
きっと、随分走りやすくなることに気付かれると思いますよ。
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