■ 師匠の大事さ
“決勝に強いヤツになるには”は、もう少し待ってください。
今年の全日本最終戦は表彰台に乗れましたが、まだまだ本物だと確信できないのです。
来年成績が出れば、そのコツをここで公表しますね。
今回は、もうちょっと違う話をします。
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VTEC-FREAK.NET
の「一皮剥くぞ」練習会も、そろそろ丸 2 年になります。
先日、JMRC
近畿のミドルシリーズ戦で、「一皮剥くぞ」練習会出身の中村進選手が、昨年の全日本ポイントホルダーや名うてのベテラン選手を相手に、見事
UA3 クラス 2
位表彰台を 2 回連続ゲットしました。彼は、まったくジムカーナ初心者ですが、昨年から「一皮剥くぞ」練習会にほとんど皆勤賞で参加し、めきめき上達して、あっという間にミドルシリーズで表彰台に登ってしまいました。
西尾さんをはじめ「一皮剥くぞ」練習会のアドバイザー陣が口をそろえるのは、練習会に参加してる人の中には、彼に続く人たちがたくさんいる、ということです。
早く上達する参加者の方をそばで見てきましたが、共通して言えるのは、“特定の師匠
(「一皮剥くぞ」練習会では、西尾さんなど)” の
言うことを聞き、他からの雑音に惑わされていない、ということです。
(いい加減なこという人、結構多いですから(笑)。ミドル戦の完熟歩行に付き合うと、コース上のあちらこちらで、「XX
というダンパーの特性は XXX」とか「XXX の LSD は、イニシャルは XX
kg-m
以上じゃないと使い物にならない」とか、「ほんまかいな」っていうような出所不明な情報が飛び交っています。出所を聞いてみると、「XX
君が XXX 君から聞いたって、X
君が言っていたらしい」みたいな凄い不確定情報です(笑)。その割に、内容は「〜らしい」じゃなくて「〜だ」って断定で話しちゃうのが凄いですよね・・・)
ドライビングやセッティングは、トータルで考えないとうまくいきません。たとえば、アシと
LSD
のセッティングなどは、考え方の違う人の設定を組み合わせても、うまくいくものではありません。いろんな人からばらばらに“耳寄り情報”を拾ってくると、結局混乱して終わる、ということになります。ずっと足踏みしている人にはそういう
“耳年増” な方が多いように思います。
僕も昨年から西尾さんに車を見てもらうようになってからは、西尾さんが言われることだけを聞き、他からの雑音は完全にシャットアウトしました。だから、成績が出ていなくても、迷うことなくゴールに突き進めました。
それがなければ、今年の全日本最終戦の表彰台はなかったでしょう。
これまで、成績が出なくなると、換えなくてよいパーツを換えたり、変えなくてよい運転スタイルを変えたり、すぐ隘路にはまり込んでいましたから
、西尾さんに見てもらっていなかったら、今年もまた無駄な出費をして、成績も出ないという悪循環を繰り返していたでしょう。そう考えるとぞっとします。
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「一皮剥くぞ」練習会のアドバイザー陣は、近いベクトルを持つ人たちを集めています。
アドバイザーごとに違うことを言われたりすると教えてもらうほうは混乱してしまうからです
(実際には同じことを言っていても、表現が違うと、混乱するときがありますから)。
中村選手の活躍に刺激されて、他の「一皮剥くぞ」練習会参加者の方も、どんどん競技会に出て行って、活躍されることを期待しています。
(次回に続く…)
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