■ 全日本 名阪ラウンド直前テスト

先日の名阪のテストで、雪の中、“目覚まし”のために山無しタイヤで走りこんだことで多少目が覚めてきたようだ。その後の追加テストでは多少タイムも改善してきた。
何より、“まるで他人が運転しているような”感覚は薄れてきて、ビデオで解析しても、自分の遅いところは明確な原因があるというパターンになってきたのが安心できる。
ただ、問題は自分が「タイムが出た」と思ったときにタイムが出てなかったり、その逆だったりがあること。状態の良いときは、そのギャップがあまりない。まだ本調子じゃないということか。

昨年から新しくなった名阪のコースは、実は競技会では一度も走ってない。
今回、初めてまともに走ったのだけど、新しくなった部分だと、かなり 1−2 のシフトチェンジが忙しくかなり大変だ。というのも僕の車両は、ファイナルギアが 4.929 だから。

EXE スポーツの中島さんに言わせたらこんなファイナルギアはナンセンス、ということだが、このギア比は西尾さんが実際の走行を見てくれて、僕の走り方との兼ね合いから選択してくれたギアなので、もちろん迷わずこのままで行くつもり。そのために西尾さんに見てもらってるんだからね。

確かに、インフィールドはキツイし、外周は「横に乗ってても、レブ直前で走り続けるので車速が伸びない感じがするね。(by 加藤先生)」
ただし、ゼロスタートから1速のレブまでの加速は圧巻。 4.4 と比べたら圧倒的に速い。ビデオで比較してもスタートから 1コーナーまでは圧倒的に有利。ターンの立ち上がりもずっと速い。
逆に、1−2の間を使わなくてはならないようなコースだと (名阪の新しくなった部分のインフィールド)、2速に入ったとたん、ぐっと差をつけられる感じだ (当然だけどね)。

でも、ハードウェアに迷いがあるとロクなことがないので、「他に選択肢がないと思って (by 西尾さん)」やって行きます。大体、スプリングなんて、超低速の関越でも、昨年の3速全開コーナリングのある美祢でも同じ (F: 20kg/mm、R: 7 kg/mm)。F: 20kg/mm なんて、全日本の N2 DC2 で使っている人いないんじゃないかな (みんな 22 〜 24 kg/mm。26 kg/mm の人もいるくらいだもんね)。
「ショートコーナーの多いジムカーナの場合は、ダンパーの減衰だけでほとんどセットできるはず。スプリングはこれしかないと思ってください」と西尾さんに言われてるし。

僕が遅い箇所の原因は分かっているんだけど、そこを車両的に修正すると、車両の良いところも失われるので、ドライバーの方で何とかするしかない。本番までに何とかしなくちゃね。

(次回は名阪ラウンドだ!)

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