■ 菅生ラウンドに向けて #2

菅生では、劣化したダンパーでいくしかない、と覚悟を決めていたけど、大浜君が新しいダンパーを貸してくれることになった。(どうもありがとう!!>大浜君)

大浜君がこの提案してくれる直前に、劣化したダンパーでなんとか上手く車が動くようにならないかと、タイムを取りながら何度も走りこんでいた。
劣化したダンパーでは、F:2/R:4、もしくは、F:1/R:3 の番手注) がタイムが良く、乗っていても「これはいいタイムが出るぞ」ってわかるような感じだった。劣化した状態のダンパーでいつもの F:3/R:2 で走るのに比べて、“リアががんばって、フロントを楽にしてくれている”って感じ。いつもの F:3/R:2 だと、フロントだけでコーナリング中ずっと持たせなければならない感じで苦しい。
これが、F:3/R:4 とか、F:2/R3 だとダメなんですよ。フロントとリアの減衰力の比が重要なのか、とあまりにも当然のことを体感した。(いまさら何をいっとるんや、って?(笑))
僕は、てっきりフロントがへたっているもんだと思っていたので、上記の結果はなんだか不思議だな、と思っていた。フロントがだめになった分、リアにがんばってもらうと良い結果が出るのかな、とか考えたが、所詮単なる憶測なんで・・・

週末、大浜君がわざわざ名阪ガレージまで来てくれて、2人のダンパーをアッセンブリで交換した。

後日、再度走行してみた。
上手い具合に天候も気温も良く似た感じ。太陽の出方も同じくらい。路面温度もほぼ一緒。
F:2/R:4 で行くとどうしても立ち上がりでリアが勝ちすぎて、フロントが押し出される。F:2/R:4 のまま走りこんでみたが傾向は変わらず。
そこで、F:3/R:2 のいつものバランスに戻してみる。
お、これはええやん。
ピットに戻ると、タイム計測&ビデオ撮影してくれている永島君が「タイム、ぐっと上がりましたよ」と教えてくれた。その後、F:3/R:1 や F:2/R:3 など、色々と試してみたが、やはりいつもどおりの F:3/R:2 が最良。

ひょっとして、これって、リアダンパーがへたっていただけ??
やっぱり、重いものを載せて、長距離自走したのが悪かったのか。

ダンパーがオーバーホールから帰ってきたら、リアだけ、とか、フロントだけを交換して、何が悪かったのか確認してみよう。

注)  KYB のダンパーの番手は、1 が減衰力最小 (最も柔らかい)、4 が最大 (最も硬い)。

(次回へ続く!)

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