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■ 2004 全日本ジムカーナ #8 鈴鹿ラウンド 名阪でのセッティングの続きを書こうと思っているうちに、プロジェクトが立て込み、気が付くと全日本鈴鹿ラウンドが終了していました(苦笑)。 西尾 (雄次郎) さんは、WRC Rally Japan 出場のため、全日本鈴鹿ラウンドには来られないはずだったのだけど、急遽サービス&チーム監督で、鈴鹿に金曜日から入ってもらえることになった。 7月にサスペンション、駆動系、ブレーキと徹底的に見直して、ドライバーも走りこみ、 西尾さんにも「これだけ、徹底的に時間や労力をかけてやっている人は、多分ほとんどいない」と言われるくらいやってきたので、気分的にもすっきりした形で鈴鹿に入れた。 今年は、資金と時間を集中させて効果的に投入できるように、年間3戦に絞ったので、もうこれが今年最後の参戦。「参戦数が少ないと、結果を出そうと萎縮してしまうのが心配」と西尾さんが言っておられたのだけど、それが現実になるとは、このときは思ってもなかった。 ・・・ 金曜日のフリー走行も、ゼッケン順での走行。
1本目、N2
勢は殆ど1分を切れないような路面コンディション。少し何か路面に浮いているような感じ。特に2コーナーがスリッパリー。 ・・・
土曜日の公式プラクティス。 ・・・
日曜日の決勝。 1本目、中間タイムはかなり良かったのだけど、シケインに抜けるショートカットのブレーキング後、突然バイブレーションがひどくて運転できる状態じゃなくなった。
とすぐわかった。ジャンプの着地か、その後の下りのブレーキングで右側のシャフトのインボードが噛み込んだんだろう。バイブレーションを必死で抑えながら走りきった。
2本目、自分では、悔いのないように思い切って行こうと心に決めていたはずなのに、実際にはとんでもなく萎縮した走りになってしまう。中間こそ、トップタイムから
0.5 秒落ちにつけたものの、最終的には 16位 (34台中)
と低迷してしまった。
結局、西尾さんが言っておられた「参戦数が少ないと、結果を出そうと萎縮してしまう」ということが現実になってしまい、自分でも本当にがっかりした。メンタルを鍛えないと、これでは絶対に成績が出ない。 ・・・ ただ、今回の鈴鹿ラウンドでは、車両のレベルは全日本でもトップレベルに近いことが確認できたし、後はドライバーが頑張るだけ、とわかったことは本当に大きい。 新井選手のような「練習でも本番でも、まったく同じライン、同じ姿勢で車をコントロールする」だけのテクニックとメンタル、矢島選手のような常にぎりぎりで攻める走り、津川選手のような「どれだけ調子が良くても現状で満足しない姿勢」を吸収していかねば、と思った鈴鹿ラウンドだった。 ・・・ 最後になったけど、早朝からサービスに来てくれた、N島君、S田(兄)君、M田さん、遠方からはるばる激励に来てくれた沢山の方々、パドックでいろいろ情報をくださったガレージTTの皆さん(Tシャツもありがとうございました)、そして何より、付きっ切りでセットアップからサービスまでしていただいた西尾雄次郎さん、本当にありがとうございました。 (名阪のセッティングの続きはこの次に書きます。すみません・・・) |
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